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銀行や金融機関などは、人様のお金を預かり、それを元手に融資などを行います。

定期的に銀行員の横領、着服の事件がありますが、こうした背景には借金やギャンブルといったものが大きく絡んでおり、学生時代からこうした要素を抱えていることが指摘されています。

そのため、新卒採用の段階、もしくは中途採用において興信所に依頼し、身元調査を行うケースが出てきています。

金融機関の信用調査

また、銀行独自でも調査を行うことができます。それが信用調査です。

信用調査はクレジットカードや消費者金融でお金を借りる際に記録されるもので、その情報を見て、金にルーズなのかどうかそうしたものがすぐにわかります。

こうした信用調査は興信所であっても分からず、そこまで踏み込むのは違法になってしまいます。

しかし、銀行などは簡単に信用調査の情報を手にすることができるため、応用することができるのです。

もちろん、すべての人を対象にしているのではなく、最終面接に進んだ人などが対象となることが多いです。

興信所の身元調査が使われる場合もある

借金、ギャンブル、浪費癖などは身元調査においても分かります。

借金であれば無人契約機、もしくは返済のために訪れる場合やギャンブルであればパチンコ屋や競馬場などに足繁く通う場合、浪費癖を見極めるにはどれだけブランド物などを購入しているか、その購入頻度を張り込みや尾行などで確かめることができます。

もちろん、借金やギャンブル、浪費癖があったとしても、だから仕事を頑張る、気合が入るというケースもあり、一概には否定できません。

しかし、それ以上に横領や着服のリスクが高くなるため、どうしてもこうした人たちを敬遠せざるを得なくなります。

履歴・経歴情報に嘘が無いかを確認する

身元調査で判明する内容は、例えば履歴書に書かれている学歴や職歴、転職する人であれば前の会社の退職理由などです。

同業他社からの転職であればなおのこと危機感を強めることになります。

銀行などは高年収であり、世間の評判も高く、人気の職業でもあるため、ウソをついてでも入りたい人は多くいます。

一方で、それが発覚し、公になってしまえば金融機関の信用問題にも発展します。

そのため、最終面接、もしくはそれを通過し内定が出た人などを対象とし、興信所に依頼して身元調査が行われるのです。

すべては信用を傷つけないため、そして、横領や着服をする不届き者を水際で食い止めるために行われ、場合によっては重要な役職、管理職などの人を対象にしてもこうしたものが行われることもあります。