親族で小さな企業を経営しています。採用者の身元調査をした話を投稿します。
身元調査のきっかけ
これまで中途採用者を外部から募集して採用するということはほとんどなかったので、採用にはかなり慎重になっていました。
同業者で、中途採用者に会社の資金を持ち逃げされるという被害にあった方がいたので、特に敏感になっていたのかもしれません。
その方から、ぜひ採用予定者の身元調査を実施したほうがよいとの勧めがあったので、役員会議で取り上げたところ、意外にも全員一致で実施すべきとの回答があったので、さっそく探偵会社に相談に行く事にしました。
まずそういった、企業による身元調査というものは一般的なのかを尋ねてみたところ、珍しい話ではないとのことでした。
特に金融機関や警備会社などではそういったことが厳しいらしく、身元調査はあたりまえのことなんだそうです。
私の会社のように親族で経営している企業からの相談も少なくないということでなんだか安心したのを覚えています。
身元調査の費用の見積もりを確認した
もうひとつ気になっていたのが費用ですが、身元調査はそれほど調査に時間がかからないため、比較的安い費用で済むとのことでした。
興信所へ行くのは初めてのことでしたが、説明も丁寧で分かりやすく、明るい雰囲気だったので緊張もほぐれました。
見積もりも提示してもらえ、金額にも納得できたのでさっそく調査を依頼することにしました。
身元調査の結果は4日後に判明
結果は4日後に分かりました。
今回就職希望を出してくれた30歳代の男性についての調査でしたが、履歴書に書いてある内容にいくつか偽りがあることが判明しました。
弊社の業務内容にも関係がある、大手企業への転職経験があり、そこで5年ほど勤務したという経歴を見込んでの採用予定でしたが、その経歴は真っ赤な嘘でした。
それどころかここ数年はずっと無職でいたそうです。
こうしたことは採用の際に分かってしまうこともあるものの、過去の経歴についてはやはり興信所で徹底的に調べてもらわないと分からないことも多いとの事でした。
そういったこともあり、採用の連絡をする予定であったその男性には、不採用の通知をすることになりました。
一度採用してしまうと、なかなか採用を取り消すことが難しいケースもあるようで、そういったことがトラブルに繋がることもあるそうなので、本採用になるまえにきちんと身元調査を依頼しておいてよかったと思います。
今後も応募をかける予定ですが、また身辺調査を依頼して、信頼出来る人物かどうかを最終的に判断していきたいと思います。
