昨今、警察の不祥事がおおやけになる事例がニュースを駆け巡ったりします。

例えば麻薬の取り締まり、密輸の取り締まりにおいて、調査対象者に調査情報を漏らしたり、調査書を改ざんしたりといった行為が露見したニュースもありました。

警察の敵である犯罪者に加担する人間が内部に居ては任務が遂行されません。市民の警察に対する目も厳しいです。

警察に採用される際には身元調査(身上調査)が行われます。

警察の採用試験で行われる身元調査とは

警察による身元調査は採用試験で合格ラインの点数を取ったのちに行われます。判断基準の詳細は勿論公開されていませんので、WEB上の情報を総合すると次の点において不適格者となれば試験で合格する事ができないようです。

(1)極左、極右団体、過激派への加入、活動
政府に対抗する団体や思想を持つ人物を採用することはありません。

(2)犯罪歴が無いか
警察官が過去に犯罪を犯していました、という事はあってはならないことです。

(3)反社会勢力との関係が無いか
暴力団、ヤクザとのつながりがある人材を採用する事はありません。

警察の採用でどの範囲で調べられるか

これは本人のみならず両親、兄弟、家族や祖父母にまで範囲を広げて調査が行われます。(3親等と言われます)

いくら本人が犯罪を犯していないとしても両親が犯罪を犯している場合は採用が見送られる可能性が高いです。

警察のデータベースですぐに確認が出来るので結果も早いです。本人が少年時代に犯した犯罪であれば辿れない事もあります。凶悪犯罪でなければ子供のヤンチャで済まされる場合もあるという事でしょうか。判断、線引きは不明です。

警察の採用試験で結果は開示されない

警察の採用試験で、これらの身元調査によって判明した事項で不合格になってもその理由は開示されません。試験で合格ラインを超えているのに不合格になる場合は、もしかしたら自分以外の親族の誰かが引っかかってる可能性があります。

この場合、何度受験しても通りませんので早い段階で気付いて諦める事になります。