結婚する時、相手の身元調査をするかどうかは意見が分かれるところでしょう。
自分のことを勝手に調べられたら誰だって良い気はしませんので、やられて嫌なことは相手にもしない、という言い分にも一理あります。
結婚の前に身元調査をした方が良い理由
婚姻は一生のことです。
気に入らなければ離婚すれば良い、などと簡単に考えてはいけません。自由恋愛と違い、婚姻関係を結ぶと、互いに扶助義務が生まれます。
こちらが別れたいと思っても、相手にその気がなければ、簡単に離婚することはできません。
仮に離婚できたとしても、戸籍には傷がつくことになります。
もしも婚姻届を提出する前に分かっていれば、結婚などしなかった、というような理由も多々あります。
身元調査をしていれば、そのような悲劇は防げるということです。
特に利用していただきたいのは、SNSや出会い系で知り合った相手と結婚する場合です。職場で出会った相手であれば、名前も年齢もデタラメなどということは考えられません。
しかし、SNSなどではそういった可能性も否定できません。離婚歴があることを隠していた、というのは序の口で、実は既婚者だったということも珍しくありません。
昔は当たり前のように行われていましたが、最近は本人同士さえ良ければそれで良し、とする風潮があり、当たり前ではなくなっています。
それでも家柄の良い家庭では当然のように行われますし、本人ではなく、親が興信所に調査を依頼することも珍しくありません。
結婚に関する身元調査の内容
調査の内容ですが、家族問題や借金、宗教を始め、詐欺の可能性や浮気癖、DV、酒乱まで多岐にわたります。
本人同志が良ければそれで良し、とはいえ、婚姻関係を結べば、相手の家族と姻戚関係になります。
特に女性は、相手の家に入る、という言い方をされます。相手の苗字にする側は、自分の実家よりも相手の家の風習に合わせるべき、との考え方もあり、決して本人同士だけの問題ではありません。
結婚は相手家族との繋がりも意味しますから、配偶者だけでなくその家族や親せきのことを調べるのは当然のことです。
もしも結婚してから、一家全員が特定の宗教にのめりこんでいることが分かったらどうでしょうか。宗教の自由がありますので、それだけで離婚することはできません。しかし、家計のほとんどを宗教団体に寄付されてしまっては、生活もままなりません。
興信所に身元調査を依頼しておけば、防げる悲劇です。
聞き込みなどもしますが、もちろん調査をしたことが相手にバレることはありません。調査を依頼するなら、実績のある、信頼できる興信所を選びましょう。
